福島県川内村では、13日、恒例の盆野球が行われました。
選手宣誓「常にフェアプレー精神を心がけ、川内魂で高校球児、甲子園より熱い戦いをお見せすることを誓います」
戦後間もない1948年に始まり、今年で78回目を迎える村の伝統行事です。
川内村・遠藤雄幸村長「久しぶりに会う家族や友達との親交を深めながら、この野球を楽しんでいただければなと思います」
出場するのは村民や帰省者など、今年は、12歳から76歳までのおよそ170人、8チームが参加しました。東京から帰省した小川裕太郎さん(30)は、村で生まれてすぐに東京に引っ越しましたが、18歳から毎年欠かさず盆野球に参加しています。
小川裕太郎さん「みんなで楽しく年に1回集まって、仲良く楽しく、その中でも熱く戦うので、そこが一番いい所かなと思います」
村民と帰省した人たちの再会の場でもある盆野球。この試合をきっかけに、ふるさとでの思い出話に花が咲くこともあるといいます。
小川裕太郎さん「10年以上参加させてもらっているんですけど、あの大会こうだったよねとか、あのプレーこうだったよねとか、そういった昔の楽しかった、中には優勝した思い出とかを話しながら、毎年楽しくやらせてもらっている」
打っても、アウトでも笑顔があふれる盆野球。参加者たちは、試合を通じて「ふるさと」との絆を確かめていました。
小川裕太郎さん「和気あいあいと楽しくやれたので、ちょっと熱くなる部分もあったんですけど、それもこれの、野球の良い所かなと思います」
参加した選手「幅広い年代で、こうやって参加できる機会でもあると思うので、引き続きずっと続いていったらいいなと思います」
川内村の盆野球は14日、準決勝と決勝が行われるということです。