米軍普天間基地の移設工事で、沖縄防衛局はこれまで工事を行っていなかった日曜と祝日も作業を行う方針を示しました。

移設工事が進む名護市の大浦湾には、軟弱地盤改良のため7万本あまりの砂くいが打ち込まれる計画で、今年1月から地盤改良船を使った工事が行われていますが、天候によって地盤改良船を別の場所に移動し、水の濁りへの対処でくい打ち本数を減らすなどしたため、工事の遅れが指摘されています。

こうしたなか、先週開かれた環境監視等委員会で沖縄防衛局は、これまで工事を行っていなかった日曜と祝日にも作業を進める方針を示しました。工事の遅れを取り戻す狙いがあるとみられます。

沖縄防衛局は、日曜と祝日に工事を行った場合の周辺地域への騒音や振動について、工事の場所から1キロ以上離れているため「影響は及ばない」と報告しています。開始時期は明らかにしていません。