ウクライナとヨーロッパがアメリカに対し、ウクライナの領土の一部割譲を求めるロシアの停戦案への代替案を示したと報じられました。
アメリカとロシアの首脳会談が15日に予定されるなか、イギリスでは9日、アメリカのバンス副大統領や、ウクライナとヨーロッパ各国の国家安全保障担当者らが参加する会合が開かれました。
アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」によると、この会合でヨーロッパ側は、ロシアが停戦条件としているウクライナ東部地域の割譲を拒否。「まず停戦を実現」し、その上で「ウクライナ軍が一部の地域から撤退する場合、ロシア軍も他の地域から撤退しなければならない」とする代替案を提示したということです。
また、代替案にはウクライナのNATO=北大西洋条約機構への加盟の可能性など、ウクライナの「安全の保証」の確約も盛り込まれているということです。
停戦交渉をめぐってはトランプ大統領が8日、「双方の利益になるように領土の交換が行われるだろう」と発言し、これに対しウクライナのゼレンスキー大統領が「占領者に土地を譲るつもりはない」と拒否していて、会合ではこうした立場がアメリカ側に伝えられたと見られます。
注目の記事
「開かずの扉」はなぜ開いたのか? 森友文書17万ページ“奇跡の開示”の舞台裏 石破前総理・加藤前財務大臣らが証言【報道の日2025】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

免許証には「12月28日まで有効」届いたハガキの更新期限は「1月5日」免許センターまで車で行くと違反?警察に聞いてみると…

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開









