愛媛県今治市の桜井小学校のシンボルで市の天然記念物にも指定されているユーカリの木。
樹齢124年を迎えて木が枯れてしまったため伐採が行われています。

今治市の桜井小学校にあるユーカリの木は、1901年に学校の開校を記念して植樹されました。
高さおよそ20メートル、幹の太さは4メートル70センチです。

樹齢124年で市の天然記念物にも指定され親しまれてきましたが、今年6月、専門家の調査で木が枯れていることが判明。
倒木のおそれがあることから伐採が決まりました。

里本明美 校長
「もしも子供たちに何かあったり地域の方にご迷惑がかかることがあってはせっかく歴史のあるユーカリに傷がついてしまう」

7日は枝を切り落とす作業が行われ、卒業生もその様子を見守っていました。

卒業生
「校歌にも歌われていますし桜井小学校のシンボルです。本当に寂しい」

桜井小学校運営協議会 楠本芳子 会長
「これほど地域の皆さんに愛されて卒業生にも見守られているという偉大な存在」

8日は幹の伐採が行われ、切り倒された木は木製品に加工される予定です。
市は今後、クラウドファンディングで資金を募り、来年の全国植樹祭に合わせて新たなユーカリの植樹を計画しています。