ロシアとウクライナの停戦交渉をめぐって、アメリカのトランプ大統領はロシアのプーチン大統領との首脳会談について、「近いうちに行われる可能性が高い」と話しました。アメリカメディアは、トランプ氏は早ければ、来週にも実施する意向だと伝えています。

アメリカ トランプ大統領
「きょう、我々はプーチン大統領と非常に良い話ができた。近いうちに首脳会談が行われる可能性が高い」

トランプ大統領は6日、プーチン大統領との首脳会談について、このように話しましたが、具体的な場所や時期は決まっていないとしています。

また、6日に行われたウィットコフ特使とプーチン大統領の会談で、どのような進展があったのか、との質問に対しては「まだ答えられない。数週間以内に、ひょっとしたら、もう少し早く言えるかもしれない」と述べるにとどめました。

アメリカのニューヨーク・タイムズによりますと、トランプ氏は早ければ、来週にもプーチン氏と会談し、その後、ウクライナのゼレンスキー大統領も含めた3者会談を実施する意向をヨーロッパ各国に伝えたということです。

一方、ルビオ国務長官は、テレビ番組で「首脳会談が来週になるかどうかは分からない」と話しています。

こうしたなか、ゼレンスキー大統領はヨーロッパの首脳らとともにトランプ大統領と電話会談し、6日のロシアでの会談の内容について協議したと明らかにしました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「ロシアは以前よりも停戦に前向きのようだ。圧力強化が効果を上げている」

ゼレンスキー氏は「近い将来、ウクライナとパートナー国の代表らが、我々の立場や共通のビジョンを決めるための協議を行うことを提案した」として、今後の展開に期待を示しています。