アメリカ出身のローマ教皇レオ14世が、広島への原爆投下から80年が経ったことを受け、「悲劇的な出来事は、核兵器による破壊に対する普遍的な警告だ」と指摘しました。

アメリカ出身のローマ教皇レオ14世。6日にバチカンで行われた定例の一般謁見の中で、広島への原爆投下について演説しました。

ローマ教皇レオ14世
「歳月が流れたにもかかわらず、身体的・精神的、そして社会的影響に苦しんできた皆様に心からお祈り申し上げます。これらの悲劇的な出来事は、戦争、特に核兵器によって引き起こされる破壊に対する普遍的な警告です」

また、教皇レオ14世は、核による抑止力の強化が世界で進んでいることについて、「相互破壊の脅威に基づいた幻想的な安全保障」だと批判しました。