夏の甲子園、大会2日目の6日、宮崎県代表の宮崎商業が初戦に臨みました。試合は延長にもつれ込む大接戦となりました。
(髙橋美苑リポーター)
「いよいよ初戦を迎える宮崎商業。絶対勝つぞー!」
およそ500人の応援団が駆けつける中、宮崎商業は、島根県代表の開星と対戦。
序盤に3点のリードを許した宮崎商業は、4回、5番・黒岩のタイムリーでまず1点を返すと、このあと、永友のスクイズでさらに1点をかえします。
そして、2アウト満塁で1番・日高有希也がセンターへ同点のタイムリーヒット。
2塁ランナーもホームを狙います。惜しくもタッチアウト、逆転はなりません。
(日高有希也選手の父 良敬さん)
「打ちました!やっと。これで同点になったので、逆転してほしい。」
しかし、7回と8回、宮崎商業はそれぞれ1点を与え、相手に勝ち越しを許します。
迎えた最終回、3対5と2点を追いかける宮崎商業は、先頭の日高有希也がフォアボールで出塁。
続く2番・日高佳利のタイムリー3ベースで1点差に詰め寄ります。
なおもチャンスで4番・キャプテンの水谷がレフトへ執念のタイムリーヒット。宮崎商業、驚異の粘りで再び5対5の同点に追いつきます。
(同点打水谷主将の兄 圭佑さん)
「感動する。よくやったと伝えたい。」
9回で勝負はつかず、試合はノーアウト1・2塁から始まるタイブレークに突入します。
宮崎商業は先頭バッターが倒れ、1アウト1・2塁の場面でダブルプレー。この回、無得点に終わります。
一方、開星はそのウラ、ノーアウト満塁とチャンスを広げ、センターフライでランナーがタップアップし、ホームイン。
粘り強い野球を見せたもののあと一歩及ばなかった宮崎商業。惜しくもサヨナラ負けとなりました。
(宮崎商 水谷友哉主将)
「1勝ができなかったことは悔いが残るが、ここまでやってこれてよかった」
(宮崎商 日高有希也選手)
「(仲間には)自分と2年半野球をやってくれてありがとうと言いたい」
現地で取材した髙橋美苑リポーターによりますと、倒れそうな暑さの中で最後まで全力プレーを見せてくれた宮崎商業ナインには、スタンドの一般のお客さんからも多くの拍手が送られていたということです
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