国が山口宇部空港(山口県宇部市)を、自衛隊の円滑な利用を可能にする「特定利用空港」として指定することを検討しています。
市民団体が4日、県に対し県民の安心安全を第一とするよう求めました。

申し入れをしたのは「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」です。
鳥家治彦共同代表が、知事宛ての申し入れ書を県の担当者に手渡しました。
山口宇部空港をめぐっては去年、国が県に対し、自衛隊が円滑に利用できるようにする「特定利用空港」として指定を検討していると伝えていました。
仮に指定されれば、自衛隊の訓練が年に数回程度行われる見通しです。
申し入れは県民の安心安全を第一とし、特定利用空港指定について態度を決めることや、指定されればどのような運用が行われるか明らかにすることなど4項目です。
特に弾薬が空港に持ち込まれる場合、管理や保管などは住民の安全に大きく影響すると指摘しました。
瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク 久米慶典 共同代表
「特定利用空港になるということは、宇部空港の軍事利用の第1歩だと思っています。本当に、あの宇部空港にミサイルや弾薬が入って、安心安全が保たれるのかという疑問に感じました」
県の担当者は、運用については国から何も聞かされていない、分かりしだい適切に対応を検討したいとしました。
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