五穀豊穣や子孫繁栄などの願いを込めて行う、宜野湾市の伝統行事「大山区大綱引き」が地域住民総出で盛大に行われました。

約300年の歴史がある宜野湾市の大山区大綱引きは、それぞれの綱の先端部分に王冠のような飾りがあるのが特徴で、「沖縄一の美ら綱」とも言われています。綱引きの前には雄綱と雌綱をぶつけ合う「アギエー勝負」が見せ場です。

合わせて重さ3トン、長さ35メートルの綱を六尺棒で高々と掲げてぶつけ合い、相手の綱の先端を先に地面につけた方が勝ち。今年は雌綱の後村渠(くしんだかり)に軍配があがりました。

続いて行われた本番の綱引きでは雄綱の前村渠(めぇーんだかり)が勝利。

大山区自治会は住民の安全や幸せを願い、地域に伝わる伝統行事をこれからも継承していきたいと話していました。(3日:中部通信員 高瀬弘行)