子どもたちが朝早くから列を作りました。
宮崎県国富町では、夏休み恒例となったカブトムシとクワガタの無料配布が今年も行われ、大盛況となっています。

国富町にあるスーパー「サンリッチ国富店」。3日は朝早くからおよそ40組の親子連れが列を作りました。

子どもたちに無料で配られたのは、カブトムシとクワガタです。

(整理券1番の子ども)
「うれしい。(Q.きょう何時から並んでいる?)7時半」
(訪れた人)
「うれしいです。涼しく長持ちする環境を作っていきたいと思います」
「ノコギリクワガタとカブトムシ(をもらった)。大事に育てます」

カブトムシとクワガタの無料配布を4年前から始めたのが、国富町役場の職員の水元慎一郎さんです。

(国富町役場総合戦略課 水元慎一郎さん)
「コロナ禍で、子どもたちにちょっとした夏休みの楽しみをということで始めたのがきっかけ」

イベントには大勢の人が訪れるようになり、カブトムシとクワガタの採集には水元さんだけでなく役場の有志や地域住民も協力して、毎回、50匹から150匹を用意しているということです。

そして、今年は、スーパーからも新たに協力の申し出があり、会場を提供しています。

(サンリッチ国富店 谷山弘和店長)
「お子さんたちの笑顔を見たいというところに共感して、店舗の場所を貸した。こんなに(人が)集まるものなのかと思って、お子さんの笑顔が見られてうれしく思っている」

(国富町役場総合戦略課 水元慎一郎さん)
「夏休みの思い出作りになってくれればと思います。飼育することで、虫や生き物とのふれあいを大事にして、優しい子に育ってもらえれば」

国富町役場の有志などによるカブトムシとクワガタの無料配布は、サンリッチ国富店で今月24日まで、日曜・火曜・木曜の週3回行われています。