ロシアのプーチン大統領はウクライナ侵攻をめぐり、アメリカのトランプ大統領から「失望している」と名指しで批判されたことを念頭に、「失望は過度な期待から生じる」と反論しました。

プーチン大統領は1日、ロシア北西部カレリア共和国をベラルーシのルカシェンコ大統領とともに訪れ、ウクライナとの交渉をめぐる記者の質問に対し、「誰であっても失望は過度な期待から生じる」と述べました。

プーチン氏について「とても失望している」と批判したトランプ氏に対し、事実上反論した形です。

そのうえで「平和的に問題を解決するためには話し合いを公の場ではなく、交渉プロセスの中で静かに行う必要がある」と強調しました。

また、プーチン氏は去年11月にウクライナに向けて発射した新型の極超音速中距離弾道ミサイル「オレシュニク」について、量産と配備が始まったことを明らかにしました。