中国の首都・北京市は、先週からの大雨の影響で、郊外の山間部でこれまでに44人が死亡し、9人が行方不明になっていると発表しました。
北京市によりますと、先月23日から29日まで断続的に降り続いた大雨の影響で、北京市北部の山間部で洪水や土砂崩れが発生し、先月31日現在、44人が死亡、9人の行方がわからなくなっているということです。
このうち、特に被害が大きかった密雲区では、洪水により高齢者施設の入居者ら31人が死亡しました。
また、行方不明者の中には、現場で災害救助活動をしていた地元当局の幹部4人が含まれているということです。
密雲区のトップは「長年、高齢者施設があった場所は安全な区域としていて、避難計画に含めていなかった」と述べ、対応に不備があったことを認めました。
密雲区では、住宅3万1000戸以上に被害があり、およそ11万3000人が被災したということです。
密雲区のトップは「頻発する異常気象には従来の考え方で対応してはならない」として、今後、防災や救助の体制を強化する方針を示しました。
注目の記事
「開かずの扉」はなぜ開いたのか? 森友文書17万ページ“奇跡の開示”の舞台裏 石破前総理・加藤前財務大臣らが証言【報道の日2025】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

免許証には「12月28日まで有効」届いたハガキの更新期限は「1月5日」免許センターまで車で行くと違反?警察に聞いてみると…

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開









