山口県下関市の水族館・海響館の改修工事が終わり、31日完成式典がありました。アシカの様子を観察できる展示施設も新設されました。

前田晋太郎市長
「本日ここに、皆様の熱い思いやご期待を受けまして、海響館が新たな歴史を歩み始めます」

式典では、約70人の関係者が完成を祝いました。「海響館」は2001年に開館しました。老朽化に対する今回の大規模な改修工事はおよそ8か月かかりました。

改修に合わせてこのたび新設されたのが、アシカ展示繁殖施設「ひれあしビーチ」です。これまでアシカはショーでしか見られませんでしたが、もっと魅力を伝えようと、全国的に珍しい砂浜などを取り入れ、自然に近い環境を再現しました。3頭を新たに迎え、現在は4頭のアシカが展示されています。

また、フグの標本や骨格などが展示されているコーナー「フグペディア」も新しく設けられました。改修工事の総事業費は、32億8040万円です。

海響館 立川利幸館長
「お客様が過ごしやすい空間、楽しめる空間づくりを力を尽くしてきたのでそこをまずは感じていただくということと、長く愛される水族館を目指していきたいなと思っております」

あす1日午前9時半に、リニューアルオープンします。