中国で7月の製造業の景気の良し悪しを示す指数が、判断の節目となる「50」を4か月連続で下回りました。

中国の国家統計局によりますと、7月の製造業の景況感を示す指数である「製造業PMI」は49.3でした。

6月より0.4ポイント下落し、景気の良し悪しを判断する節目の「50」を4か月連続で下回りました。

国家統計局は、下落の要因について「製造業が生産の閑散期に入ったほか、一部の地域で高温や豪雨災害などの影響を受けたため」としています。

また、自動車や鉄道・船舶・航空宇宙機器など景気の先行きが明るい業種が複数存在しているとしていますが、米中間の貿易交渉で先行きの不透明感が残っていることなどから、景況感の本格的な改善には至っていないとみられています。