アメリカと中国の関税をめぐる3回目の閣僚協議が終了し、中国側は双方が一時停止している24%分の関税について、停止期限を延長すると発表しました。

アメリカと中国の関税をめぐる閣僚協議は、スウェーデンのストックホルムで2日間にわたって開かれました。

終了後、中国国営の新華社通信は、中国とアメリカの双方が8月12日まで一時停止している24%分の関税について、停止期間を90日間延長することで一致したと伝えました。

アメリカ ベッセント財務長官
「あす、我々はトランプ大統領に会って協議の内容を説明します。その後、トランプ氏が一時停止をそのまま延長するか決定します」

一方、アメリカ側は30日にトランプ大統領がベッセント財務長官らからホワイトハウスで協議の報告を受けたうえで、関税の一時停止を延長するか決定すると説明しました。

トランプ大統領は大統領専用機の中で報道陣に対し、「ベッセント長官から電話があった。彼は協議に非常に良い印象を持っていた」と話しています。