IMF=国際通貨基金は、最新の経済見通しで今年の世界全体の成長率の予測を3.0%とし、4月の時点から0.2ポイント上方修正しました。
IMFが29日に公表した最新の「世界経済見通し」によりますと、今年の世界全体の成長率は3.0%で、4月時点の予測から0.2ポイントの上方修正でした。
4月にはトランプ政権が発表した「相互関税」の税率を前提に見通しを作成していましたが、その後、実際に発動された関税率はそれよりも低くなったことから世界経済全体への打撃が抑えられると見込みました。
個別の国を見ますと、日本は0.1ポイント引き上げて0.7%、アメリカも0.1ポイント上方修正で1.9%となりました。
ただ、IMFは「関税の引き上げや地政学的な緊張などによる経済の下振れリスクは継続している」としています。
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