高校ラガーマンの憧れの舞台、「花園」をかけた戦いです。全国高校ラグビー岡山県大会の決勝戦があさって(20日)に行われます。決勝に進出したのは、倉敷と創志学園。両校の花園にかける思いを取材しました。


昨年の王者・倉敷に挑むのは、創志学園高校ラグビー部です。


(創志学園 武田裕之 監督)
「人生かけて、とにかく花園に出るということを目指して頑張りましょう」


2010年に発足したラグビー部は、おととしの第100回大会で中国ブロック代表として花園初出場を果たしました。


チームを率いるのは、武田裕之監督。奈良県の強豪・天理高校の監督を長年務め、2015年から創志学園を指導しています。

(創志学園 武田裕之 監督)
「自分に負けると敵に勝てる訳はないので、しっかりと自分自身が練習の中で自分に負けないように。しんどくなって休憩するんじゃなくて、そこで自分に勝たないと相手には勝てないよ、と話しています」

創志学園のスローガンは「獅子奮闘」。岡山県内屈指の体格を誇るFWを生かした突破力に、磨きをかけてきました。


13日の準決勝では、これまで苦手としてきた玉島高校を下し、チームに勢いも出ています。


攻撃の中心となるのが、ナンバーエイトの梅田選手。梅田選手は、2年前の花園にも出場しています。


(梅田哲彰選手)
「もう一度あの舞台に戻りたい、という気持ちと、チームのみんなを花園に連れていきたい、という気持ちがすごくあります。取り切れるところで確実に取り切れるプレーとアタックで、前に出て、ディフェンスでもピンチを救えるようなディフェンスをしたいと思っています」


そして、西原選手のプレースキックの精度も、ゲームのカギを握ると言います。


(創志学園 武田裕之 監督)
「とにかく今回は全力を出し切って、1点差でもとにかく勝ちを意識して臨みたいと思っています」


高校ラガーマンの夢の舞台、「花園」をかけた一戦は、美作ラグビー・サッカー場であさって(20日)の午後1時キックオフです。