台湾ではきょう、野党議員24人に対するリコール=解職請求の賛否を問う住民投票が行われ、さきほど、投票が締め切られました。

住民投票は最大野党・国民党の立法委員24人のリコール=解職請求の可否を問うもので、9つの市や県で行われました。立法院の定数は113で、国民党は最多の52議席を有しています。

一方、頼清徳総統率いる民進党は少数与党で、政府が中国に対抗するため増額した防衛予算案を国民党などの反対で大幅に削減されるなど、対立が続いています。

与党を支持する市民団体が中心となり、野党議員のリコールを求める署名活動を展開し住民投票に至り、投票は日本時間のきょう午後5時に締め切られました。

夜にも大勢が判明する見通しで、賛成票が▼反対票を上回り、▼選挙区の有権者数の4分の1以上となれば、リコールが成立します。