今週開幕した中国インターハイはおよそ1か月間、中国地方の5つの県を舞台に、30の競技が行われます。

MRTでは山崎アナウンサーの現地リポートで宮崎県勢の活躍をお伝えします。
25日は多くの選手が決勝に進出した少林寺拳法です。

(山崎直人アナウンサー)
「中国インターハイ、開幕です。リポート初日のきょうは広島県福山市にいます。徳川家康のいとこで『鬼日向』という異名を持つ水野勝成が築いた福山城のお膝元で行われるのは少林寺拳法です」

少林寺拳法の会場は、広島県福山市のエフピコアリーナふくやま。

(山崎AN)
「演武中は選手や観客の声が響いています。厚さ数センチのマットの上でおよそ1分~2分演武を披露します。技のスピードや正確さ・間合いなどを点数化して順位をつけていきます」

1人で技を披露する単独演武には、聖心ウルスラ1年の淡路が出場し、初のIHで2位に輝きました。

(男子単独演武2位 聖心ウルスラ1年・淡路幸大選手)
「今までいっぱい練習をしてきたので自信はあったのですが、優勝が目標だったので、2位という結果ですごく悔しいです。絶対、次は優勝します」

一方、女子は都城3年の岩元が自己ベストで4位入賞です。

(女子単独演武4位 都城3年・岩元有澄選手)
「首投げというオリジナル構成がうまくいって、いろんな人に褒めてもらってうれしかったです」

続いて、2人組で技をぶつけ合う組演武。

3年間ペアを組んできた都城の柿木と森田は息の合った演武で、女子組演武3位と初の全国入賞を果たしました。

(女子組演武3位 都城3年・柿木莉世選手 都城3年・森田蒼彩選手)
「小学校からずっと一緒です。やっと2人で入賞できた。家族を超えて、1番近くて大切な存在です」

そして、6人で行う団体演武では都城工業が決勝進出を果たしましたが、メンバーの一人に腕の骨折が発覚し、無念の欠場に。

ただ、都城工業の選手たちは仲間の分まで頑張ろうと、それぞれの種目で躍動。
入賞は逃したものの、絆が深まったインターハイとなりました。

(都城工業 竹町李偉選手 坂本優雅選手)
「(ケガをした鶴迫)雄大選手の分まで、組演武でぶつけて、絶対勝とうという気持ちで臨んだ。次、後輩たちにリベンジしてほしいなと思います」

※MRTテレビ「Check!」7月25日(金)放送分から