子どもたちに司法の世界に触れ関心を持ってもらおうと、夏休み中の小中高生を対象にしたイベントが開かれました。

東京・昭島市の「国際法務総合センター」できょう(24日)開かれたのは、夏休み中の小中高生を対象にした「刑事司法探究プログラム」です。

子どもたちに司法分野の仕事に関心を持ってもらおうと弁護士らによる有志の団体が主催しました。

参加者およそ40人は、専門的な医療を必要とする受刑者を収容している「東日本成人矯正医療センター」や、国際会議が行われる会議場などを見学しました。

参加した高校3年の女子生徒は、「ドラマで弁護士に憧れて、将来、弁護士のように人を守る職業に就きたいと思った。法曹の実務者と話して憧れをさらに強く持った」と話していました。

このイベントは今回で3回目ですが、「国際法務総合センター」の見学は今回が初めてです。

イベントを主催した団体の熊田彰英弁護士は、「最近は国際分野に関心を持つ学生が増えていると実感している。国際と司法の二者択一ではなくて、両方できる世界があることを知ってもらい、イメージを膨らませてもらえたら」と語りました。

イベントはあす(25日)も行われ、参加者は裁判を傍聴したり、模擬取り調べを見学したりする予定です。