熱を放出する特殊な塗料を使って室内の温度を下げる実証実験が福岡市で始まりました。

カーボンニュートラルの実現に向けての政令市では初の取り組みです。

RKB 江里口雄介記者
「福岡市の新たな実証実験が始まりました。見た目は普通の塗料ですが、カーボンニュートラルの新たな前進になるかもしれません」


福岡市博多区の港湾地区で24日始まった実証実験。

建物の屋根に熱を放出する特殊な塗料を塗り、室内の温度がどれだけ下がるかを検証します。

出光エナジーソリューションズ事業推進課 西山遼さん
「従来の遮熱製品は、塗装表面に光反射の素材を使っているんですけども、放射冷却素材の方は、その光反射に加えて、熱を放出する素材を加えることで、従来の遮熱製品以上に効果を出すものというところが大きな違いかなと思います」


太陽光を反射するだけでなく、同時に熱を放射するという放射冷却塗料。

実際に比較してみると…