イスラエルはOCHA=国連人道問題調整事務所が中立性を欠いているとして、国連職員のビザの発給を制限すると表明しました。

イスラエル ダノン国連大使
「イスラエルは今後、OCHAの職員に対し自動的にはビザを発給しません」

国連安全保障理事会が開いた中東情勢に関する会合で、イスラエルは支援にあたっている国連職員のビザの発給を制限すると表明しました。

ダノン大使はOCHA=国連人道問題調整事務所がハマス側の情報に偏ってイスラエルを批判しているとして、「人道支援機関としての機能を失っている」と主張。

今後はOCHAの職員、数百人を審査したうえ国連職員に発給するビザの期間を1か月に制限し、長期滞在している職員についてもビザの更新を認めないとしています。

この措置を受け国連のドゥジャリク事務総長報道官は、OCHAの公平性を信用しているとしたうえで、「飢餓に直面する人々への支援を阻む障害を増やすだけだ」と反発しました。