“訪れた国は40か国以上”外国人ノマド…?

なかには、日本を拠点に働く“外国人ノマド”もいます。オーストラリア出身のロンさん(40)です。

マーケティングの仕事をしながら、日本でデジタルノマドとして暮らしています。

ロンさん
「日本は他の国よりもアクティビティが本当に多い。原宿・かわいい・アニメ、探検する場所がたくさんある」

シドニーで15年間務めた弁護士を辞め、30代でノマド生活に挑戦。これまで40か国以上を訪れた“ベテランノマド”です。

ロンさん
「もともと“ノマド”な性格で、世界を巡りたいんだ。この16か月は、バンコク・東京・ブエノスアイレス・リオジャネイロなどの大都市に滞在していました。対面での会議は、今の時代それほど必要ではありません」

そんな“流浪の日々”を支えているのが、同じデジタルノマドとのつながりです。この日、参加したのは、都内で開かれた交流イベントです。

ロンさん
「国を移動するたびにルーティンを変えなければならず、その国の文化に適応しなければならない。国を離れてしまうとすべてが変わってしまう。ちょっとしたヒントや気づきを共有していきたい」

国ごとに異なる、暮らしのルールや文化。こうした“情報交換”こそが、自由に働くノマドたちの支えになっているといいます。

イベントの主催(DN Tokyo)yusukeさん
「いろんな国をまたいで生活されているので、継続的な人間関係を築くのが難しいとおっしゃる方も多い。こういった場を通じて、皆さんが人との繋がりを感じられているのかなと」

そして、ロンさんはまた新たな旅立ちを迎えました。

ロンさん
「次はカザフスタンに行きます。暑さがとても苦手で、もうちょっと涼しいところに行きたくなりました」

次に向かうのは、まだ見ぬ土地。デジタルノマドとしての旅は、これからも続きます。