山口県下松市で23日、解体される建物を活用したレスキュー訓練がありました。

訓練に使われたのは築約30年の解体されるアパートです。不動産会社から解体前に活用できればと下松市消防本部に申し出がありました。消防職員12人らが参加し地震などで被災した人たちの救出を想定し行なわれました。

カギがかかったドアを開けるときはエンジンカッターで切ったりバールを使ってドアをこじ開けたりと、どの機材が有効なのか検証していました。火災を想定した救出訓練では放水をしながら2階から取り残された人を助け出していました。実際の建物を使った訓練はなかなか機会がなく貴重な体験になったということです。

下松市消防署 渡辺雅樹 署長
「実際破壊してみてこれだけドアがもう数十年前のドアとは違うなと破壊器具でもなかなか壊せなかったということで実際あったらドアじゃなくて窓とかほかのところから攻めようかという教訓もできたなとは感じましたね」

きょうは、地域の子どもたちも参加し消火器の使い方も習っていました。