アメリカのトランプ政権は、ユネスコ=国連教育科学文化機関から再び脱退すると発表しました。

アメリカ国務省は22日、ユネスコに対し脱退の決定を通知したと明らかにしました。来年、2026年の12月末に脱退するとしています。

国務省は声明で、ユネスコがSDGs=持続可能な開発目標に「過度に重点を置いている」として、「イデオロギーに基づいた目標で、我が国のアメリカファーストの外交政策と相容れない」と指摘しています。

さらに、パレスチナの加盟を認めていることを「反イスラエル的だ」と問題視し、「ユネスコへの関与を継続することは、アメリカの国益に反する」と強調しました。

アメリカは第一次トランプ政権の際にもユネスコから脱退しましたが、その後、バイデン政権のもとで復帰していました。