少なくない”エスカレーターの事故”

こちらはエスカレーターの事故を再現した映像です。

階段を駆け下りると、立ち止まっていた人にぶつかり、けがをさせる恐れもあります。

日本エレベーター協会によりますと、エスカレーターの事故は2018年と2019年、全国で1550件発生。

単純計算で1日に2件の事故が起きています。死亡事故もありました。

このうち最も多かったのが「転倒」で963件。

6割がステップ上での事故で、歩いてつまずいたり、人とぶつかったりするケースが多いということです。

次いで「服や靴がはさまる」「転落」などとなっています。

なぜエスカレーターでこうした事故が起きてしまったのか。最も多いのが歩いてつまずくなどの「乗り方不良」で、全体の半数以上を占めています。

福岡市交通局 営業課 小野章 課長
「徐々に浸透して、2列でご利用いただけるようになっていると思います。エスカレーターは歩くと事故につながる可能性があり大変危険です。ご利用の際は立ち止まって2列でご利用をお願いいたします」


福岡市地下鉄では今後、エスカレーターで立ち止まらない人をAIで検知して、注意を促すシステムを導入する方針です。