参議院でも与党で過半数割れとなりましたが、昨夜、石破総理は続投の意向を表明しました。さっそく党内からは「敗北の責任を取るべきだ」として、退陣を求める声が相次いでいます。自民党本部から中継です。
まもなく後ろに見えます自民党の総裁応接室で、臨時の役員会がおこなわれ、石破総理が続投を前提に幹部らに結束を呼びかける方針です。
一方、総理の続投宣言には党内から不満の声が噴出しています。
落選した議員の1人は「まずは総理が辞任するところから始めないといけない」と訴えるほか、党の重鎮も「潔く辞めてもらわないと党がバラバラになってしまう」と危機感を示し、退陣を迫っています。
森山幹事長は昨夜、こうした声に対し「そんなことを言っている状況か」とけん制し、強気の姿勢を崩していませんが、衆参ともに少数与党となるなか、政権運営が苦境に陥ることは間違いなく、今後、石破おろしに発展していく可能性があります。
〔Q.石破総理が続投する場合、最初の関門はどこになるのでしょうか?〕
まずは、党の役員や閣僚の人事です。岸田前総理や麻生最高顧問、高市前経済安全保障担当大臣ら党内の実力者が“おろし”に動かないよう結束を保ったうえで、早期の立て直しにつながる人事を断行できるかが試されています。
次に野党との連携です。秋の臨時国会では、補正予算案の審議などをめぐり野党側の協力が不可欠ですが、与党幹部の1人は「落ち目の自公と組む野党はない」と言い切っていて、難航が予想されます。
石破総理は午後、記者会見をおこない、今後の政権運営の方針について表明する見通しです。
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