参議院選挙の高知県内3か所の投票所で、“”投票用紙の交付ミスが起きた疑いがあることがわかりました。

高知市選挙管理委員会によりますと、20日午後2時半ごろ、福寿園投票所と朝倉ふれあいセンター投票所から「投票事務従事者が投票用紙の残り枚数を確認していたところ、『選挙区』の投票用紙が1枚足りない」とそれぞれ連絡があったということです。

午後1時に残り枚数を確認した時には、正しく交付されていたということで、高知市選挙管理委員会は、「午後1時から午後2時までの間に交付ミスがあった可能性が高い」としています。

高知市選挙管理委員会の稲田良吉(いなだ・りょうきち)委員長は、「投票用紙交付の際の枚数確認が不十分であったため、起こったミスと考えられる。選挙事務従事者への指導や説明が不十分であったものと深く反省し、再発防止を図っていく」とコメントしています。

また、奈半利町選挙管理委員会によりますと、午後0時半ごろ、奈半利町の第7投票所で「選挙区の投票用紙が1枚多く、比例代表の投票用紙が1枚少ない」ことが分かりました。奈半利町選挙管理委員会は「選挙区」と「比例代表」の投票用紙を1枚づつ渡すべきところを、誤って「比例代表」の投票用紙を二重に交付した疑いが強いと判断しています。

奈半利町選管は「今後は間違いがないよう、投票所における基本的な事務を徹底し、今回の事案について十分な検証を行うとともに投票事務の改善を図り、再発防止に努める」とコメントしています。