参議院議員選挙の高知県日高村の期日前投票所で19日、選挙区と比例代表の投票用紙の交付枚数を確認した際、「比例代表の交付枚数が1枚少ない」ことが分かりました。比例代表の投票用紙が交付されなかった可能性があるとしています。

日高村選挙管理委員会によりますと、交付ミスがあったのは日高村役場1階に設けられている期日前投票所で、19日午後3時45分頃、選挙区と比例代表の交付枚数を確認したところ、比例代表の交付枚数が1枚少ないことが判明。当時、投票所には多くの有権者が訪れ混雑していたといい、人通りが途切れた時に記載台を確認すると、「比例代表の投票用紙を交換する札が置かれていることが発覚した」ということです。

日高村の期日前投票所では、有権者が選挙区の投票を済ませた後、交換札を出すことにより、比例代表の投票用紙の交付を受けることになっていて、当時は投票管理者を含め、6人が対応にあたっていたということです。

村の選挙管理委員会は「おそらく交換札と、比例代表の投票用紙が交換できていなかったことが推察される」としていて、投票者数と投票用紙の数が合わない可能性があるということです。

日高村選挙管理委員会は「混雑によって投票状況が把握できていなかった。選挙事務を適正に行うため、受付前に職員の配置を重点的に行い、投票所内の混雑を回避し、投票状況が把握できる状態にすることで、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。