運休が続くJR美祢線の復旧方法を巡り、沿線3市の市長が鉄道を断念し専用の道路をバスで輸送する「BRT方式」での検討を認めたことを受け、山口県の村岡知事は「沿線自治体の意向を尊重して判断したい」としました。
JR美祢線は2023年7月の豪雨で被災し、運休が続いています。
復旧方法について県と沿線の美祢、長門、山陽小野田市は、JR西日本による鉄道での復旧が原則としていました。しかし、3市の市長は鉄道での復旧に時間がかかることから、おととい、開かれた協議会で「BRT方式」の検討を認めました。
BRT方式は線路跡に専用の道路を整備するなど、速達性を確保したうえでバスで輸送するものです。2017年の九州北部豪雨で被災したJR日田彦山線などの復旧で採用されています。
村岡知事は会見で早期に解決したいとする地元の考えに理解を示しました。
村岡嗣政 山口県知事
「これまでの議論の経過、積み重ねを踏まえて、これについてはしっかりと受け止めていかないといけないと思っておりますし、また今後、沿線自治体の意向を尊重しながら総合的に県としても判断していきたいと思っております」
今後、専用道の整備などについて、利便性や費用の面から分析していく必要があるとしました。
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