イギリスのスターマー首相とドイツのメルツ首相は、安全保障などの分野で協力を強化するための「友好条約」に署名しました。
ドイツのメルツ首相は17日、就任後初めてイギリスを公式訪問し、スターマー首相とともに、安全保障や経済など幅広い分野での協力を強化するための「友好条約」に署名しました。
安全保障については「緊密な同盟国として互いの防衛に深く関与する」として、一方が武力攻撃を受けた場合には軍事的手段を含め支援することで合意しました。
また、両国間の移動や物流を円滑にするため、イギリスとドイツを結ぶ直通鉄道の運行を目指すことでも合意しました。
BBCによりますと、両国は今後10年以内の運行開始を目指し、国境管理などの課題を検討する合同のタスクフォースを立ち上げるということです。
スターマー首相は今月、フランスのマクロン大統領とも会談し、防衛面での連携を確認するなどヨーロッパにおける安全保障体制の強化に取り組んでいます。
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