イスラエルがシリアの首都・ダマスカスの国防省本部などを空爆しました。その様子は、生放送をしていた3つのテレビ局によってとらえられていました。攻撃の理由とは何だったのでしょうか。
シリア首都 生放送中に空爆 記者も逃げ惑う

記者
「爆発だ、爆撃があったぞ、早く映像をつなげ!」
シリアの首都ダマスカスでテレビ局の中継中、背後にある国防省の建物が爆発。これはイスラエルの空爆によるものです。
現地時間16日、この時、複数のメディアが同じような中継の準備をしていました。

シリア国営テレビ キャスター
「イスラエルのカッツ国防大臣は、軍は攻撃を続けると表明…」
こちらの記者は道路沿いでスタンバイ。しゃべり始めた瞬間…複数回爆発音が響きます。映像にはミサイルのような物体が映っていました。

攻撃はさらに…
「伏せて!伏せて!」

攻撃を受けたのは、シリア国防省のほか、大統領府近くの空軍施設。シリア国営メディアによるとこの攻撃で3人が死亡、34人がけがをしたと伝えています。