田んぼの一角も公園に

毎年のように起きる冠水被害。
行政も新たな対策に乗り出しています。

武雄市 まちづくり部都市政策課 中村大二 公園係長
「こちらの場所に整備を予定しておりますけれど、周辺の道路より1メートル程度彫りこんで大きな広場を整備したいと考えております」

武雄市武雄町の永島地区で進むのは、広々とした田んぼの一角を公園にするプロジェクト。

周辺より1メートル低く掘り込んで大雨の時には雨水をためる貯水層の役割を果たす計画です。
武雄市 まちづくり部都市政策課 中村大二 公園係長
「日常では子供たちがボール遊びをしたりとか高齢者の方がグランドゴルフをしたりとかまさしく地域の方の憩いの場として活用をいただきたい、大雨時には付近の浸水被害を少しでも軽減するそういった市民の暮らしを守るような施設となることを期待しております」

このあたりは、もともと田んぼだったこともあり、家のそばに多くの水路があります。

1時間に20ミリの「強い雨」が降ると、水路の水位が上昇、路上にあふれ、今年6月の大雨でも一時冠水しました。

武雄市 まちづくり部治水対策課 平野正和 主事
「元々田んぼというところで雨水をためやすい、浸透しやすいところから宅地になって雨でしみこみにくくなってその分水路に水があつまってあふれやすいということになっています」