宮城県気仙沼市や南三陸町などのいわゆる南三陸地域にはかつて、絶滅危惧種のイヌワシのペアが巣を作り繁殖地となっていました。

しかし、2015年ごろからは、その姿が確認できなくなっています。

このため、民間企業や行政等で作る協議会は動物園で生まれたイヌワシを南三陸地域の森林に放し、野生に戻す取り組みを始めることになりました。

2025年は人工の巣などを作る準備を進め、2026年6月ごろから2029年までの間に3回放鳥し継続して観察する計画です。

イヌワシを野生に戻す取り組みは、国内では初めてです。

協議会は7月30日に南三陸町役場でこの計画を説明するフォーラムを開くことにしています。