青森県十和田市で15日、秋掘りの土付きナガイモの初競りが行われ、今年8月の豪雨などの影響を受けて出荷数が減少し去年を上回る高値がつけられました。

競りの音競り人の威勢の良いかけ声が飛び交う十和田地方卸売市場。
けさ8時すぎから行なわれたナガイモの初競りには上十三地域など33の農家から出荷された5867箱、約70トンが上場され、仲買人たちが次々と競り落としました。

ことしのナガイモは、8月の大雨による天候不順の影響を受けて、小ぶりのものや傷がついたものが多く出荷量は去年に比べて約2割少なくなりました。
このため1箱12キロ入りが高値で4320円、安値が432円などいずれも去年より約3割高くなりました。
※十和田青果 江渡武信さん
「例年にないほど変形感やこぶなどが見られる」
「形は悪いですけど、味は変わりないと思うのでぜひとも食べていただきたい」


土付きナガイモの競りは11月末にピークを迎える見込みです。