佐世保市水道局が検討している27.5%の大幅な水道料金値上げについて、第三者委員会は15日、市の一般財源から一部を補填し市民の負担を減らすことなどを条件に値上げを認める答申をまとめました。

佐世保市の水道料金の値上げは、第三者で構成される佐世保市上下水道事業経営検討委員会で審議されてきました。
佐世保市水道局は老朽化した水道施設の改修費用などのため水道料金の値上げを必要としています。

15日の委員会では市民の負担を減らすため、市の一般財源からの補填を検討することなどを条件に、来年度からの3年間で27.5パーセントの水道料金値上げを認める答申が市水道局に提出されました。

中島勝利市水道局長「我々も値上げは、まさしく苦渋の選択の中のお願いになりました。老朽化対策のための費用でございますので、そこはしっかり皆様の水道としての供給、24時間365日供給するための財源だということをしっかりお伝えしながら、理解を深めていきたい」
また水源不足による節水型の経営から脱却し水道単価を下げるため、石木ダムによる新たな水源確保に取り組むことも条件として付けられました