暑さが厳しさを増す中、命を守るための取り組みです。岡山県警などは車内に子どもを放置しないよう注意を呼び掛ける啓発活動を行いました。

「この夏は暑いので、ちょっとでもお子さんを放置すると命の危険がある」

啓発活動が行われたのは岡山市南区のスーパーマーケットです。警察官と児童相談所の職員ら合わせて約20人が参加し、「乳幼児の車内放置、絶対ダメ!」と記されたチラシとティッシュ200セットを買い物客らに手渡していきました。

(岡山南警察署生活安全課 森脇大介課長)
「子どもの車内放置、これは短時間であっても大変危険です」

車内放置が短時間であっても危険なことを理解してもらおうと、岡山県警が行った実験です。26℃の車内は、わずか5分で35℃になりました。日陰でも5分で31℃に、10分経つと34℃にまで上昇し、日陰に車を置いてもすぐに高温になることが分かります。長時間の車内放置は子どもが命を落とすおそれのある危険な行為で、児童虐待に該当する可能性もあります。

(岡山南警察署生活安全課 森脇大介課長)
「もし車内放置のお子さんを見かけたら、110番をしていただけたらと思います」