国賓としてモンゴルを公式訪問中の天皇陛下が、すべての行事を終え、取材に応じられました。

両陛下は日本時間の12日午後、首都ウランバートル近郊にある自然保護区「ホスタイ国立公園」を訪問されました。園内の奥地に生息する最古の野生馬「タヒ」を探索されたあと、今回のモンゴル訪問について陛下はこう振り返られました。

「モンゴルの豊かな歴史、文化、素晴らしい自然に触れることができた1週間だったのではないかと思います」

また、多くのモンゴル国民から温かく迎えられたことに感謝の思いを述べたほか、シベリア抑留中にモンゴルへ移送され亡くなった日本人の慰霊碑を訪れたことにも触れ、「歴史に思いを巡らせつつ、そのご苦労に思いを致しました」と述べられました。