AR、拡張現実を使って歯の健康について学ぶ体験授業が11日、山口市の小学校で開かれました。ゲームを楽しみながら口の機能も鍛えます。

小郡小学校の3年生60人が体験したのは、山口県歯科医師会や山口県などでつくる協議会が製作したゲーム教材です。ゲーム教材は子どもたちが勇者になって歯に関するクイズに答えながら、モンスターを倒すストーリーになっています。

おもちゃを元に開発された口のトレーニング器具「吹き戻し」がコントローラーです。息を強く吹き込み、先端をパソコンの画面に向けると、モンスターを倒すことができます。「吹き戻し」を使うことで自然に口を鍛え、クイズに答えることで歯の健康についての知識が身につくということです。

小郡小3年生
「これからも自分の歯を大切にしようと思いました」

小郡小3年生
「吹くのは大変だったけど楽しかった」

山口県歯科医師会 小山茂幸会長
「子どもたちの口くう機能低下を懸念している。クイズをしながら、課題を出しながら歯や口に対するリテラシーを上げていきたい」

協議会では県内の小学校50校、4340人に教材を配布しました。夏休み期間の児童に取り組んでもらうことにしています。