クルーズ船の誘致に関する情報の共有や意見交換を行う「全国クルーズ活性化会議」の総会が、地方都市では初めて下関市で開かれました。

「全国クルーズ活性化会議」は、港湾を管理する全国の自治体などで構成されています。

全国レベルで、クルーズ船の誘致に関する情報の共有や意見交換を行い、港を通じた地域の振興や経済活性化につなげていこうと2012年に設立されました。

総会では、今年度の活動計画のほか国やクルーズ船の会社への要望書が決議されました。

そのうち、国への要望では入国手続きの簡素化や下船後のインフラ整備、寄港時の災害対応マニュアルの作成などを求めています。

会長を務める前田晋太郎下関市長から国土交通省の港湾局長に要望書が手渡されました。

全国クルーズ活性化会議会長 前田晋太郎 下関市長
「クルーズというエネルギーは地方を経済的にも人口交流的にも元気にする起爆剤的な要素を持ってますから、よい形で取り回していくというかそういうことをこの会議を通じて取り組んでいきたい」

下関市では今年、9回のクルーズ船の寄港が予定されていますが来年は29回に増える見込みです。