「スパイ罪」で起訴されたアステラス製薬の日本人男性社員の裁判をめぐり、中国の裁判所が来週16日に判決を言い渡すことがわかりました。

アステラス製薬の男性社員はおととし3月、帰国直前に北京市内で「反スパイ法」などに違反した疑いで中国の国家安全当局に身柄を拘束され、去年8月、「スパイ罪」で起訴されました。

日中関係筋によりますと、16日に北京の裁判所で男性の公判が開かれ、判決が言い渡されると、中国側から日本大使館に連絡があったということです。

男性の初公判は去年11月に開かれましたが、どの行為が罪に問われているのかいまもわかっておらず、判決でどこまで明らかにされるのかが注目されます。

2014年の「反スパイ法」施行以降、中国では17人の日本人が拘束されています。