国会に声、届いているか

国会では今年28年ぶりに審議入りしましたが、採決にいたりませんでした。

現在の民法では、結婚すると男性または女性のいずれかが名字を変更し、夫婦で同じ名字にしなければなりません。

厚労省の調査では、およそ95パーセントが夫の名字を選択しています。

その結果、結婚した女性が働く場面では、旧姓の使用を認める組織が増えています。

これに対し「選択的夫婦別姓制度」は、夫婦が別々の名字となることも認める制度です。

福岡大学 法学部 所浩代 教授
「キャリアを築く中で困難に直面している方々の声が本当に国会に届いているのかなというのは少し不安があります。SNSが普及するようになってデバイスを使って声を発信出来る人の声が国民の多数の声のように誤解してしまうかもしれないので。こういう選挙の時にどういった情報を私たちは理解していかないといけないのか、全体で勉強する機会を持つのが大事なのかなと」