トランプ政権はトランスジェンダー選手の女子大会への参加を認めている西部カリフォルニア州について、「女子の学生アスリートを差別している」などとして提訴しました。

9日に連邦地裁に提出された訴状によりますと、アメリカ司法省は「カリフォルニア州は男子生徒の女子大会への参加を認めることで、女子生徒に与えられた平等な教育と運動の機会を奪い、違法な性差別に関与している」などと主張しています。

カリフォルニア州では今年5月、トランスジェンダーの高校生が陸上の女子大会に出場し、走り高跳びと三段跳びで優勝していて、アメリカ教育省が改善を求めていましたが、カリフォルニア州は拒否していました。

トランプ大統領は今年2月、トランスジェンダー選手の女子スポーツへの参加を禁止する大統領令に署名していて、4月には東部メーン州を同様の理由で提訴しています。