フランスのマクロン大統領が国賓としてイギリスを訪問しました。フランス大統領の国賓訪問は2008年のサルコジ元大統領以来です。

マクロン大統領夫妻は8日、ロンドン郊外のウィンザー城などを訪れチャールズ国王とカミラ王妃の歓迎を受けたほか、マクロン大統領が議会で英語でスピーチしました。

フランス マクロン大統領
「イギリスとフランスは、我々の同盟が世界を大きく変えうることを再び示さなければなりません。第2次世界大戦後に築いた国際秩序を守り、多国間主義を守るために協力しなければならないのです」

イギリスメディアによりますと、フランス大統領の国賓訪問は2008年のサルコジ元大統領以来で、イギリスのEU=ヨーロッパ連合離脱後、EU加盟国の首脳による国賓訪問は初めてです。

イギリスは離脱で悪化したEUとの関係の「リセット」を目指していて、今回の訪問もその一環として重要視しています。

夜には、晩さん会が開かれ、イギリスメディアによりますと、歌手のミック・ジャガーさんやエルトン・ジョンさんらも出席したということです。

訪問は10日までで、マクロン大統領とスターマー首相との首脳会談などが予定されています。