アメリカのトランプ大統領は、今週前半に新たな関税率をおよそ15か国に通知すると明らかにしました。

アメリカ トランプ大統領
「(通知する国の数は)15ほどになるかもしれない。月曜(7日)に一部が送付され、火曜(8日)と水曜(9日)に残りが送られる」

トランプ大統領は6日、およそ15の貿易相手国に対して、今週7日から9日までに新たな関税率を通知する書簡を送るとし、すでに関税協議で合意に達した国には「協定書」を送ると明らかにしました。トランプ氏はこれまで、12か国に通知する考えを示していました。書簡の送付先に日本が含まれているかはわかっていません。

また、ベッセント財務長官は6日、CNNテレビの番組に出演し、貿易額が大きくないおよそ100か国についても、4月に発表した「相互関税」の税率が8月1日から適用されることを通知すると明らかにしました。

ベッセント氏は「足踏み状態の国もたくさんある」とし、早期の合意に達しなければ高い関税が課されることになると牽制しました。