イギリスのロックバンドで日本にも多くのファンを持つ「オアシス」の再結成ツアーがイギリスで始まりました。世界的人気を誇りながらもバンドの中心メンバーであるノエルとリアル・ギャラガー兄弟の不仲で2009年に解散して以来「オアシス」の公演は16年ぶりです。

西部ウェールズのカーディフで始まった「オアシス」再結成ツアー初日には7万4000人以上のファンが集結。

この日は大ヒットアルバム「モーニング・グローリー」のオープニング・トラック「ハロー」で幕を開け、続いてノエルとリアム・ギャラガー兄弟2人のボーカルがフィーチャーされた数少ない曲のひとつ「アクイース」を披露しました。

その後「スーパーソニック」や「ワンダーウォール」「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」といった名曲のほか、サッカーのリヴァプール所属で先日交通事故で亡くなったジョタ選手に捧げる「リヴ・フォーエバー」も演奏。

熱狂に包まれたステージは2時間あまりに及びました。

1994年のデビュー以来、数多くのヒットを生み出し、奔放な言動ともあいまって一時代を築いた「オアシス」。しかし、作詩作曲のほとんどを担当しているノエルさんと、弟でリード・シンガーのリアムさんとの不仲から2009年に一度、解散しました。

イギリスBBCは「すでにファンや一部メディアからはリアムとノエルの和解が続くかどうかの憶測がでているが、カーディフでのステージを見るかぎり、2人は和解に燃えているようだ」と報じています。

「オアシス」の再結成ツアーはイギリスを皮切りにアメリカやオーストラリアなど世界各地をまわり、秋には日本でも公演が行われる予定です。