台湾では、今、性別にかかわらず利用できる「オールジェンダートイレ」の普及が進んでいます。背景には、台湾社会を大きく変えた「教育の存在」が見えてきました。
台北市内にある小学校。男の子と女の子が一緒にトイレに入っていきます。このトイレ、性別にかかわらず、すべての人が利用できる「オールジェンダートイレ」です。男性用の小便器が6つ。和式が4つ、洋式が1つ。すべて鍵がかかる個室になっていて、好きなトイレを使うことができます。
小学校の先生
「ここに仕切りがあって、プライバシーが保護されていて、盗撮できないようになっています。下の部分は、のぞき見ができないよう工夫されています」
入り口にドアはありません。明るく、開放的な空間になるよう、工夫されています。
小学生(9)
「男の子でも女の子でも使えるところが好きです」
小学生(11)
「異性が同時に入ってくることもあり、少し気まずかったです」
ポイントは、「トイレの選択肢を増やしたこと」。この小学校では、21か所あるトイレのうち、オールジェンダートイレはこの1か所です。このようなトイレを使いたくない人は、従来の男女に分かれたトイレを使うことができます。
きっかけは2000年、性的指向が原因でいじめを受けていた中学生が学校のトイレで死亡したことでした。これを機に2004年、学校でのジェンダー教育が義務化され、オールジェンダートイレの設置が進むことになりました。
台湾の中学校では・・・
「女の子が女の子を好きになっても、いいですか?ダメですか?」
「彼が片思いしているのは、男の子?女の子?」
「男の子」
「じゃあ、どうして素直に気持ちを伝えないの?」
台湾では、小学1年生から高校3年生まで、ジェンダー教育を年間8時間取り入れることが義務付けられています。
長年、ジェンダー教育に関わってきた教師は、こうした教育の積み重ねによって、台湾は多様性を尊重する社会になったと話します。
段世珍先生
「人の在り方はさまざまで、『こうあるべきだ』という固定観念を持たないようにするべきです。相手を理解しようという姿勢でコミュニケーションできれば、社会はもっと豊かで素晴らしいものになると考えています」
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