13日に向け、準備が着々と進む「おかやまマラソン2022」です。ランナーのみなさんも、気持ちが高鳴っているのではないでしょうか。


大会アンバサダーで、シドニー五輪・女子マラソン日本代表の山口衛里さんに、コース攻略の鍵を伺いました。


13日午前8時45分に号砲となる、おかやまマラソン。シドニー五輪・女子マラソン日本代表で、大会アンバサダーの山口衛里さんです。

フルマラソン初挑戦の杉澤キャスターが、いよいよあすに迫った「おかやまマラソンの完走を目指すには何がポイントとなるのか」、コース攻略の秘訣を伺いました。


(杉澤眞優キャスター)
「こちらが、おかやまマラソンのコースになります。地図で見ても42・195キロは長いですね」

(山口衛里さん)
「岡山市内を一周回ってきます」

(杉澤眞優キャスター)
「最初はやはり気になります」


(山口衛里さん)
「車線の多い広い道からスタートするけれど、だんだん道が狭まっていきます」

「1万2000人が一斉にスタートすると、道が細くなり縦長になっていきます。自分の思い通りに走れないかもしれないけど、周りに惑わされないことと、多少なりとも速くなると思うが、落ち着いて周りの方と合わせて走っていくのもひとつかと思います」

(杉澤眞優キャスター)
「スタートして、ランナーの心境はどう変わっていくのですか?」


(山口衛里さん)
「前半は桃太郎大通りなどを走るので、街並みを見ながら走ることができます」


「20~25キロの間、そして30キロの岡南大橋が一番疲労がピークの頃になります」

(杉澤眞優キャスター)
「一番体力が厳しい時に、アップダウンが激しい岡南大橋が来ます。岡南大橋を乗り切るポイントは?」


(山口衛里さん)
「私の場合は、橋を上りきるまでずっと下を向いています。上りきったときに色んな景色が見えます」

「下向きに上を見ると、まだ上るのか、といった心境になるので、できれば走ることに集中することです」


(杉澤眞優キャスター)
「岡南大橋を終えると、ラーメン給食が待っています」


(山口衛里さん)
「汗も出て、塩分ミネラルも出ているので、そこで水分補給とエネルギー補給をしていただきたい。あと12キロ乗り越えていけると思います」

(杉澤眞優キャスター)
「最後の12キロは?」


(山口衛里さん)
「体の疲労もピークに達しているところで、風景も変わらない川沿いを走ることになります」


「岡山城が新しくなって、遠くから岡山城が見えてくるので、それを目標にしてほしい。新しい岡山城を見ながらゴールを目指してもらえたら」

(杉澤眞優キャスター)
「いよいよ3年ぶりのおかやまマラソンです」


(山口衛里さん)
「準備が着々と進んでいて、2年間できなかったパワーが注がれている感じがします。コロナになって初めての大会なので、課題も見えてくると思いますが、無事に大会が終了するように努めていきたいです」