日本・アメリカ・中国・韓国の高校生を対象にした科学に関する意識調査で、「社会に出たら理科は必要なくなる」と思う日本の高校生の割合はおよそ半数にのぼり、4か国で最も高かったことが分かりました。
調査は、日本の国立青少年教育振興機構など各国の青少年に関する団体が去年9月から今年1月、日米中韓の4か国、およそ1万6000人の高校生を対象に実施しました。
それによりますと、日本の高校生は理科の実用性や必要性に関する認識が低く、「社会に出たら理科は必要なくなると思う」と答えた高校生は米中韓で1~3割なのに対し、日本は45.9%と半数近くに上り、4か国で最も高かったことが分かりました。
一方、動物や人体、植物や天文に関することには、他の国の高校生と同様に興味・関心はあるものの、それらを体感できる、▼キャンプや山登りなどの自然体験、▼星や岩、花や野鳥などの自然観察、▼農林水産業に関する体験活動を経験した割合が米中韓と比べて低かったことも分かりました。
調査を行った同機構の青山鉄兵客員研究員は、「日本の高校生の科学の学力は世界トップレベルを維持しているが、学力と意識のかい離がある。学校外での自然体験や科学プログラムへの参加といった興味の土台となる学習機会が国際的に見て乏しい状況だ。学校内外での主体的・探究的な学習機会の不足が、いわゆる理科離れの背景にある」とコメントしています。
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