人道支援に尽力した医師のドキュメンタリー映画を撮影した監督が新潟市の中学校で講演しました。

新潟市南区の味方中学校で講演したのは、劇場版『荒野に希望の灯をともす』の谷津賢二監督です。

「荒野に希望の灯をともす」はアフガニスタンなどで医療活動やインフラ整備などに尽力した医師・中村哲さんを追ったドキュメンタリー映画です。

中村さんは2019年に現地で凶弾に倒れ、73歳で亡くなりました。

谷津賢二監督
「みなさんと同じ時代、みなさんと同じ時間を生きた人間が、他者のために働いて他者のために命を落としたという事実が、いろんな人を励ますんだと思うんですね」

生徒
「違いがあっても乗り越えられるという考えを持っていたから、一緒に働きたい力になりたいという中村さんについていきたいという人がたくさんいたんだなと思いました」

県内での上映会はBSN新潟放送が事務局となって展開していて、これまでに13か所で上映され、8000人以上が鑑賞しました。